似た名前の「楽天キャッシュ」と「楽天ペイ」。
どちらもお金や支払いを連想させる単語が含まれていますが、似ているようで違いがあります。
この記事ではそんな、「楽天キャッシュ」と「楽天ペイ」の違いについて説明します。
「楽天キャッシュ」と「楽天ペイ」の違いについて
一言で言うと、楽天キャッシュは電子マネー、楽天ペイはQRコード決済サービスという違いがあります。
楽天ペイで使える電子マネーが楽天キャッシュというと分かりやすいかもしれません。
楽天ペイアプリを使ってチャージすると、楽天キャッシュ残高が増えます。楽天ペイアプリでの支払い時には楽天キャッシュ使います。
楽天キャッシュ
楽天キャッシュは、楽天のインターネットサービス（市場、楽天トラベル、ラクマなど）と、楽天ペイアプリ加盟店などでお支払いに利用できるオンライン上の電子マネーです。
楽天カードなどからチャージでき、お支払いや友達に送ることができます。特徴として、以下が挙げられます。
- チャージ
楽天ペイアプリを使って、楽天カード・楽天銀行から簡単にチャージできます。その他、ラクマ売上金や、ウォレットの暗号資産チャージなどが可能です - 支払い
楽天ペイアプリ・楽天ポイントカード加盟店をはじめ、楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックスなどの楽天サービスで利用可能です - 送付
楽天ペイアプリで、簡単に楽天キャッシュを送付できます - 受け取り
送付された楽天キャッシュの受け取りができます - 出金
保有している楽天キャッシュの出金ができます。ただし、楽天銀行以外の銀行口座に出金する場合は事前の本人確認が必要です。
楽天ペイ
楽天ペイは、楽天グループのQRコード決済（スマホ決済）サービスです（楽天ペイメントが提供）。楽天ペイはアプリに加えて、楽天IDで簡単にお支払いができます。
スマートフォンアプリをインストールし、楽天IDとパスワードを入力することで、オンラインショップや実店舗での支払いが簡単に行えます。楽天ポイントの利用も可能です。
- 利便性
楽天ペイを利用することで、スマートフォンを使って簡単に支払いができます。現金やクレジットカードを持ち歩く必要がなくなります - ポイントの利用
楽天ペイを使って支払いをすると、楽天ポイントを獲得・利用することができます - 利用範囲
楽天ペイは、コンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーマーケット、飲食店、家電量販店など、さまざまなお店で利用することができます。日本ではPayPay、D払いについで、3位のシェアとなっています。
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楽天ペイ、楽天キャッシュと楽天Edyの違い早見表
次の表では楽天のサービスで使える、電子マネー・QRコード決済サービスに関して整理しています。
| 項目 | 楽天ペイ | 楽天キャッシュ | 楽天Edy | 楽天ポイント |
|---|---|---|---|---|
| サービスの種類 | QRコード決済 | 電子マネー | 電子マネー | ポイント |
| 利用方法 | スマホアプリを使ってバーコードやQRコードで支払い | 楽天ペイや楽天ポイントアプリで使用 | アプリや専用のカード、または他の対応デバイスでの支払い | 購入やアクションに応じてポイントが付与され、これを商品やサービスの購入に利用可能 |
| チャージ | 銀行口座やクレジットカードから直接引き落としし、楽天キャッシュとしてチャージ | アプリ経由でのチャージが必要 | アプリ、インターネット、コンビニなどでチャージ | 楽天サービスなどの利用時に自動的に獲得 |
| 利用できる場所 | 楽天ペイ対応の店舗やオンラインショップ | 楽天ペイ対応の店舗やオンラインショップ、もしくは楽天市場など | Edy対応の店舗やオンラインショップ | 楽天グループの各種サービスや提携先での支払いに使用可能 |
サービスの開始時期を見ると、楽天Edy（当初はEdy）が一番早く、電子マネーサービスとしてスタートしています。
その後、楽天のアフィリエイトを受け取るための電子マネーサービスとして楽天キャッシュ、QRコード決済の楽天ペイが開始されています。
- 2001年11月1日Edy開始
プリペイド型電子マネー「Edy」のサービスを本格開始。
フェリカ搭載の物理カードを使った電子マネーサービス。 - 2008年2月26日楽天キャッシュ開始
楽天グループの様々なサービスで使えるオンライン電子マネーとして開始。
- 2012年6月1日楽天Edyへサービス名称変更
運営会社名を楽天Edy株式会社に、サービス名を「楽天Edy」に変更
- 2016年10月27日楽天ペイ開始
スマホ決済サービススタート。楽天会員IDでログインすることで、実店舗での決済が可能になる。
