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SSDとUSBメモリの違いについて

テクノロジー

SSDもUSBもデータ保存するためのストレージです。最近はUSBタイプの外付けSSDも増えてきています。

そうなると気になるのが、SSDとUSBメモリの違い。本記事では、そんなSSDとUSBメモリの違いについて、解説します。

SSDとUSBメモリの違いについて

まずはじめに全体感を把握いただだくために表に整理しました。

SSD(外付けタイプ)USBメモリ
読み書き速度非常に高速
(高性能NAND型フラッシュメモリ)
比較的高速
(NAND型フラッシュメモリ)
容量中容量から大容量まで
(250GB〜4,000GB)
小容量から中程度の容量
(4GB〜1,000GB)
耐久性
(書き込み回数)
500回~1,000回程度500回~1,000回程度
ポート形状USB-A、USB-CUSB-A、USB-C
主な用途OSやアプリのインストール、データ保存データ保存
OSからの見え方ローカルディスクリムーバブルディスク

SSDとUSBメモリの主な違いについて説明します。

読み書き速度

SSDは、高速な読み書き速度が特徴であり、大容量のデータを高速に処理することができます。高性能なコントローラーで制御することで高速化を図っています。

USBメモリは、比較的高速な読み書き速度を持ちますが、SSDには及びません。

下表はシーケンシャルでのデータ読み書き時の速度の例です。

読み出し書き込み
SSD450MB/s程度450MB/s程度
USBメモリ100MB/s程度30〜60MB/s程度

OSからの見え方の違い

OSからの見え方に違いがあります。

SSDはローカルディスクと認識されるため、アプリケーションのインストールやゴミ箱の利用が可能です。

一方、USBメモリはリムーバルディスクと認識されるので、アプリケーションのインストールができません。またデータ削除時には一旦ゴミ箱に移るのではなく、いきなり消去されてしまいます。

USBメモリの一部製品はローカルディスクと認識されるものもあるようです(製品のコントトーラ依存)。

SSDはハードディスク置き換えを狙ってサンディスク社(現ウェスタンデジタル社)が開発されました。USBメモリはデータの持ち運びを主な用途として開発されました。

価格の違い

若干SSDの方が高いですが、そこまで大きくは変わりません。

SSDかUSBメモリかというよりは、データ容量で大きく変わります。

SSDとUSBメモリの違いに関するよくある質問

SSDとUSBメモリのどちらが速いですか?

一般的に、SSDはUSBよりもデータの読み書き速度が速いです。

これは、SSDが高性能なコントローラとNANDメモリを使っているからです。

SSDとUSBメモリのどちらが耐久性がありますか?

両方ともNAND型フラッシュメモリを使っているので大きくは変わらないでしょう。

寿命は書き込み回数(書き込みデータ量)に依存するため、長く使いたい場合は大容量の製品を選ぶと良いでしょう。

SSDとUSBメモリのどちらが容量が大きいですか?

SSDはUSBよりも多くの容量を備えています。

これは、SSDが1TBや2TBなどの大容量のフラッシュメモリチップを使用してデータを保存できるためです。

USBメモリは通常、32GBや128GBなどの小容量のフラッシュメモリチップを使用してデータを保存します。

SSDとUSBメモリのどちらが安価ですか?

SSDはUSBよりも高価です。

SSDの方が高性能のチップが使われており、平均的な容量も多いためです。

SSDとUSBメモリのどちらが適していますか?

データの読み書き速度が速く、耐久性があり、多くの容量を必要とする場合は、SSDが適しています

データの持ち運び用途で、手頃な価格の記憶装置が必要な場合は、USBメモリが適しています。

おすすめのSSD・USBメモリ

【SSD】バッファロー SSD

パーソナルコンピュータ周辺機器の総合メーカーであるバッファロー社のSSDです。

性能と価格のバランスが非常に良く、人気の商品です。

【USBメモリ】KIOXIA(キオクシア) 旧東芝メモリ USBフラッシュメモリ

USB3.2 Gen1対応のUSBメモリです。

日本製という安心感とリーズナブルな価格がおすすめのポイントです。

【超高速USBメモリ】  SUMSUNG Fit Plus

SUMSUNG製の超高速USBメモリです。

最大転送速度はSSDに迫る400MB/sの速さを誇ります。

SSDとUSBメモリの違いのまとめ

SSDとUSBメモリは、どちらもフラッシュメモリーを使用したデータストレージデバイスですが、用途や性能などが異なります。

データを高速に処理したい場合や大量のデータを保存したい場合は、SSDがオススメです。一方、データを持ち運ぶ場合やバックアップ用途であれば、USBメモリがオススメです。

目的や用途に応じて、適切なストレージデバイスを選びましょう。

  • パソコンの保存容量が足りないので増設したい → SSD
  • 別のパソコンへのデータ移動や人とのやりとりに利用 → USBメモリ
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