落ちないか心配…飛行機墜落確率のリアル

飛行機での旅行を考えるとき、多くの人が「飛行機は本当に安全なのか？」と心配します。

しかし、実際の飛行機墜落確率は非常に低いです。

本記事では、飛行機墜落確率の現実をデータとともに詳しく解説します。

飛行機の事故確率

アメリカの国家運輸安全委員会 (NTSB) の行った調査では、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%（約11万分の1）です。米国内で自動車に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.03%なので、その33分の1以下の確率となります。

また、日本の文部科学省による1983年~2002年の国内事故統計に基づく推計では、今後30年以内に航空機事故で死亡する確率は0.002%（5万分の1）で、交通事故で死亡する確率0.2%（500分の1）の100分の1となっています。

（参考）航空事故 – Wikipedia

飛行機の事故確率に関する参考情報

参考までに事故確率に関する記載をいくつか引用して紹介します。

米メディアによると、2019年には世界で7000万回弱のフライトがあり、死亡者数はわずか287件だった。さらに、米国の国家安全保障会議の国勢調査データの分析（2018年）によれば、飛行機で死亡する確率は18万8364分の1

https://diamond.jp/articles/-/337247

10万出発回あたりの事故発生率 0.228％(1992年）〜0.475％（1997年）
10万出発回あたりの死亡率 0.009％(1998年）〜0.144％（1989年）

航空事故 – Wikipedia

航空機のフライト事故で死亡する確率は、わずか900万分の1です。

https://irescue.jp/?p=1724

飛行機の墜落確率

飛行機の墜落確率については統計データがなかったので、本サイト独自に算出しました（Statistaによる5年間のフライト数と航空運送事業者の墜落事故から計算）。

その数字は、1,277万分の1となります。

飛行機の墜落確率の計算方法

過去5年間（2019年～2023年）のフライト数は次の通りです。合計は 1億4050万フライトです。
（Airline industry worldwide – number of flights 2024 | Statista）

一方過去5年間に発生した航空運送事業者の飛行機事故で墜落した件数としては11件となります（戦闘機、自衛隊機、小型機（プライベートジェットなど）、ヘリコプターなどは除く）。

つまり、飛行機が墜落する確率としては、1,277万分の1となります。

飛行機機墜落事故（2019年〜2023年）

次の表は5年間の墜落事故一覧です。

これ以外にも着陸失敗（オーバーラン、胴体着陸、不時着）などの航空事故は発生しています。

（参考）航空事故の一覧 – Wikipedia