1インチは何センチ？単位インチの基礎知識と換算早見表

インチという単位は、主にアメリカやイギリスなどの英語圏で使用されます。

日本では主にメートルやセンチメートルを使いますが、インチ表記されている場面がいつくかあります。

ここでは、1インチが何センチをはじめ、長さの単位インチについて分かりやすく解説します。

記事の内容

1インチは何センチ、１センチは何インチ？

インチとは長さの単位の一つです。まずはセンチに変えた時の長さと歴史を見ていきましょう。

1インチは2.54センチと定義されています。

1インチ＝約2.54センチという記載もありますが、国により微妙に長さが異なっていたことに由来します。1951年に国際インチが採用された以降は、1インチは2.54センチとなっています。

インチをセンチメートルに変換する式は、次のとおりです。

センチメートル = インチ × 2.54

例えば、5インチをセンチメートルに変換する場合は、

「5 インチ × 2.54 = 12.7 センチメートル」となります。

1センチは約0.39インチです（正確には1/2.54インチ）。

センチメートルをインチに変換する式は、次のとおりです。

インチ = センチメートル × 0.39701（1/2.54）

例えば、10センチメートルをインチに変換する場合は、

「インチ = 10 cm × 0.393701 = 3.93701 インチ」　となります。

インチの起源は古代ローマ時代にまで遡ります。当時は、「uncia（ウンキア）」という単位が使われていました。その後、英国で「inch」という単位が生まれました。

インチ（inch）は、ヤード・ポンド法の長さの単位で、国際インチにおける1インチは正確に25.4 mmと定められています。

1インチは1国際フィート（= 正確に304.8 mm）の12分の1であり、1ヤード（= 正確に914.4 mm）の36分の1 です。

日本において、インチが使われている場面について説明していきます。

例えば、テレビのサイズ、ジーンズのウエストなどがあります。

具体的にそれぞれ見ていきましょう。

現在販売されているテレビのサイズに関して一覧表に整理しました。

テレビの画面サイズは対角の長さが基準になっています。

アスペクト比（縦横比。実際には横:縦で記載）が16:9のワイドテレビの場合の長さです。

型（インチ）	対角（センチ）	縦（センチ）	横（センチ）
1	2.54	1.24526	2.21380
19	48.26	23.7	42.1
24	60.96	29.9	53.1
32	81.28	39.8	70.8
40	101.6	49.8	88.6
43	109.22	53.5	95.2
48	121.92	59.8	106.3
49	124.46	61.0	108.5
50	127	62.3	110.7
55	139.7	68.5	121.8
60	152.4	74.7	132.8
65	165.1	80.9	143.9
75	190.5	93.4	166.0
75	190.5	93.4	166.0
80	203.2	99.6	177.1
83	210.82	103.4	183.7
85	215.9	105.8	188.2
86	218.44	107.1	190.4
100	254	124.5	221.4

ノートパソコンおよびパソコン用モニタの画面サイズの表です。

16:9の画面のものが一般的ですが、最近は16:10や3:2のものも増えてきています。

例えば、「14インチの16:9」と「13.3インチの16:10」で比べると、13.3インチの方が縦が長いのはポイントです。同じインチ数でも、正方形に近いほうが面積は大きくなります。

単純に画面サイズだけでなく縦と横の比率も含めて検討しましょう。