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ギリシア文字一覧(読み方・利用シーン)

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ギリシア文字とは、古代ギリシア人が紀元前9世紀頃にフェニキア文字を元に作り出した、ギリシア語を表記するためのアルファベット体系の文字です。現在の現代ギリシア語では24文字から構成されています。

この文字体系は、ラテン文字やキリル文字など多くのアルファベット系文字の基盤となっており、ヨーロッパの古典文化や科学の発展に大きく寄与しました。現代ではギリシア語の表記に使われるほか、数学や物理学、天文学などの自然科学の分野で定数や変数を表す記号として広く用いられています。

ギリシア文字の一覧は以下の通りで、各文字には大文字と小文字があります。

ギリシア文字一覧(読み方・利用シーン)

文字(大/小)読み主な利用シーン例
Α / αアルファ順序(α, β, γ…)、角度、係数、統計の有意水準、アルファ粒子
Β / βベータ順序、ベータ粒子、トランジスタの増幅率、係数
Γ / γガンマガンマ線、ガンマ関数、角度、係数、電圧反射係数
Δ / δデルタ微小変化(Δx)、差分、密度、損失角
Ε / εイプシロン誘電率、微小量、誤差
Ζ / ζゼータゼータ関数、減衰定数
Η / ηイータ効率、エネルギー効率
Θ / θシータ角度、位相、熱抵抗
Ι / ιイオタほとんど使われない(ラテン文字iと形が近いため)
Κ / κカッパ磁化率
Λ / λラムダ波長、固有値、透磁率、ラムダ計算
Μ / μミュー微小量、透磁率、SI接頭語(μ:10^-6)、平均
Ν / νニュー周波数
Ξ / ξクサイ変数名、確率変数
Ο / οオミクロンほとんど使われない(ラテン文字oと形が近いため)
Π / πパイ円周率、総乗記号、パイ結合
Ρ / ρロー抵抗率、密度、体積電荷密度
Σ / σ, ςシグマ総和記号(Σ)、標準偏差(σ)、導電率
Τ / τタウ時定数、トルク、時間
Υ / υウプシロンほとんど使われない
Φ / φファイ磁束、位相、角度、電位
Χ / χカイ変数名、カイ二乗分布
Ψ / ψプサイ量子力学の波動関数、位相、角度
Ω / ωオメガ電気抵抗(Ω)、角速度、立体角

(参考)ギリシア文字 – Wikipedia

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