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フレッツ光の転用とは?メリット・デメリットから手続き、おすすめ光コラボまで徹底解説

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「毎月のインターネット料金、もう少し安くならないかな…」 「スマホとセットでネット料金が割引になるって聞いたけど、どうやるの?」

現在NTTの「フレッツ光」をご利用中で、このようなお悩みをお持ちではありませんか?

もしそうなら、「転用(てんよう)」という手続きが、その悩みを解決してくれるかもしれません。

「転用」は、工事不要・電話番号もそのままで、インターネット環境をよりおトクに、より快適にできる可能性を秘めた簡単な手続きです。

この記事では、フレッツ光の「転用」について、その意味からメリット・デメリット、具体的な手続き方法、そしてあなたにピッタリの乗り換え先まで、どこよりも分かりやすく徹底的に解説します。

この記事を読み終える頃には、「転用」に関するあなたの疑問はすべて解消されているはずです。

そもそも「フレッツ光の転用」とは?

「転用」とは、一言でいうと「フレッツ光の回線設備をそのまま使い、契約先だけをNTT東日本・西日本から『光コラボレーション(光コラボ)事業者』に変更する手続き」のことです。

変更前変更後(転用後)
回線NTTフレッツ光NTTフレッツ光(変わらない)
契約先NTTとプロバイダの2社光コラボ事業者のみ
請求NTTとプロバイダから別々に請求光コラボ事業者からまとめて請求

これまでフレッツ光では、「回線はNTT」「接続はプロバイダ」と別々に契約する必要があり、請求もバラバラで分かりにくいのが難点でした。

「転用」を行うと、この契約が光コラボ事業者に一本化されます。回線自体はNTTのものをそのまま使うため、品質や速度は維持したまま、料金やサービス内容だけをアップグレードできるのが最大の特長です。

「事業者変更」との違いは?

「転用」とよく似た言葉に「事業者変更」があります。この2つは明確に異なりますので、違いを理解しておきましょう。

  • 転用: フレッツ光 → 光コラボ事業者への乗り換え
  • 事業者変更: 光コラボ事業者 → 別の光コラボ事業者への乗り換え

現在ご自身がフレッツ光を契約しているなら「転用」、すでに光コラボを契約しているなら「事業者変更」となります。

フレッツ光を「転用」する5つのメリット

なぜ多くの人がフレッツ光から転用するのでしょうか。それには、こんなに多くのメリットがあるからです。

メリット1:月額料金が安くなる!

転用の一番のメリットは、月額料金が安くなる可能性が高いことです。光コラボ事業者は独自の価格設定やキャンペーンを展開しており、多くの場合、現在のフレッツ光+プロバイダの合計金額よりも安くなります。

フレッツ光+プロバイダ(例)光コラボ(例)
戸建て約5,500円~7,000円約4,500円~5,500円
マンション約4,000円~5,500円約3,500円~4,500円

年間で計算すると、12,000円以上の節約になることも珍しくありません。

メリット2:工事不要で簡単に乗り換えられる

転用は、すでにあるフレッツ光の設備をそのまま利用するため、面倒な開通工事は一切不要です。インターネットが使えなくなる期間もなく、自動的に切り替わるのを待つだけなので、非常に手軽です。

メリット3:スマホとのセット割でさらにお得に!

ドコモ、ソフトバンク、auといった大手キャリアは、自社系列の光コラボを提供しています。これらの事業者に転用すれば、お使いのスマホ料金が毎月割引になる「セット割」を適用できます。

  • ドコモユーザー → ドコモ光
  • ソフトバンク/Y!mobileユーザー → ソフトバンク光
  • auユーザー → @nifty光、So-net光プラスなど

家族のスマホも割引対象になる場合が多く、通信費全体を大幅に削減できる可能性があります。

メリット4:支払いが一本化されてスッキリ!

これまでNTTとプロバイダの2社から来ていた請求が、光コラボ事業者1社からの請求にまとまります。

家計の管理がシンプルで分かりやすくなるのも嬉しいポイントです。

メリット5:高額キャッシュバックなどの特典がある

光コラボ事業者は、新規契約者を獲得するために高額なキャッシュバックや、高性能Wi-Fiルーターの無料レンタルなどの魅力的なキャンペーンを実施しています。

これらを活用すれば、さらにお得に乗り換えが可能です。

知っておきたい「転用のデメリットと注意点」

メリットの多い転用ですが、いくつか知っておくべき注意点もあります。

デメリット1:事業者によっては通信速度が遅くなる可能性も

基本的に回線品質は変わりませんが、乗り換え先の光コラボ事業者が最新の通信方式「IPv6 IPoE」に対応していない場合や、利用者が多くて回線が混雑している場合、速度が低下する可能性もゼロではありません。

乗り換え先が「IPv6 IPoE」に対応しているかは、必ず確認しましょう。

デメリット2:解約時に違約金が発生する場合がある

光コラボ事業者の多くは、2年や3年の契約期間を設けています。

契約更新月以外で解約すると、違約金が発生する場合があります。

ただし、これはフレッツ光にも各種割引サービスに付随する同様の条件があるため、大きなデメリットとは言えないかもしれません。

デメリット3:NTTのオプションサービスが利用できなくなる

フレッツ・ウイルスクリアやリモートサポートツールなど、NTTが提供する一部のオプションサービスは、転用すると利用できなくなります。

ただし、光コラボ事業者が同等のサービスを提供している場合がほとんどです。

【簡単4ステップ】フレッツ光の転用手続きの流れ

「手続きが難しそう…」と感じるかもしれませんが、ご安心ください。転用手続きは驚くほど簡単です。

  1. ステップ1:『転用承諾番号』を取得する 最初に、現在契約しているNTT東日本または西日本の専用窓口から「転用承諾番号」を取得します。この番号は、あなたのフレッツ光の契約情報を引き継ぐための整理券のようなものです。
    • 取得方法: Webサイトまたは電話有効期限: 15日間費用: 無料
    【NTT東日本】転用承諾番号のお手続き https://flets.com/tenyou/
    【NTT西日本】転用のお手続き https://flets-w.com/collabo/tenyou/entry/
  2. ステップ2:乗り換えたい光コラボ事業者に申し込む
    取得した「転用承諾番号」を持って、お好みの光コラボ事業者の公式サイトから申し込みます。申し込みフォームに番号を入力する欄があります。
  3. ステップ3:待つだけで回線が切り替わる
    申し込み後、光コラボ事業者とNTTの間で手続きが進められ、後日、回線の切り替え日が通知されます。当日は自動的に回線が切り替わるので、あなたが行う作業は特にありません。
  4. ステップ4:レンタル機器の返却(必要な場合のみ)
    以前のプロバイダやNTTからルーターなどをレンタルしていた場合は、指示に従って返却します。新しく契約した光コラボ事業者から新しい機器が送られてくることもあります。

目的別!おすすめの光コラボ事業者3選

「光コラボってたくさんあって、どこを選べばいいか分からない!」という方のために、目的別におすすめの事業者を厳選してご紹介します。

1. スマホセット割を重視するなら【ドコモ光・ソフトバンク光】

  • ドコモ光: ドコモユーザーなら一択。スマホ1台あたり最大1,100円/月の割引が永年続きます。家族みんながドコモなら、割引額はさらに大きくなります。
  • ソフトバンク光: ソフトバンク・Y!mobileユーザーにおすすめ。こちらもスマホ1台あたり最大1,100円/月の割引が適用されます。

2. とにかく料金の安さを追求するなら【エキサイトMEC光】

  • エキサイトMEC光: 契約期間の縛りや解約事務手数料がない珍しい光コラボ。月額料金も業界最安級で、とにかくシンプルに安く使いたい人におすすめです。「IPv6 IPoE」にも標準対応で速度も安心。

3. 速度とキャンペーンで選ぶなら【@nifty光】

  • @nifty光: 高額なキャッシュバックや、高性能Wi-Fiルーターの無料レンタルなど、特典が非常に豪華。auユーザーなら「auスマートバリュー」でスマホ割引も適用可能です。もちろん「IPv6 IPoE」対応で、快適な通信が期待できます。

よくある質問(Q&A)

Q. 転用するとプロバイダはどうなりますか?

A. 契約が光コラボ事業者に一本化されるため、現在契約しているプロバイダは基本的に解約となります。ただし、光コラボによっては現在のプロバイダをそのまま利用できるプラン(プロバイダ選択型)もあります。

Q. 転用承諾番号の有効期限が切れたらどうなりますか?

A. 15日間の有効期限が切れてしまった場合は、再度NTTから無料で取得できますのでご安心ください。

Q. マンションでも転用できますか?

A. はい、もちろん可能です。戸建てタイプと同様に、マンションタイプでも転用の手続きができます。

Q. 転用後にフレッツ光に戻せますか?

A. 一度転用すると、フレッツ光の契約に戻すことはできません。もし戻したい場合は、一度光コラボを解約し、フレッツ光を新規で契約し直す必要があります。その際には工事費などが発生するためご注意ください。

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 転用とは、フレッツ光の設備そのままで契約先を「光コラボ」に変更すること。
  • メリットは「料金が安くなる」「工事不要」「スマホセット割」「支払いが一本化」など多数。
  • デメリットは少なく、注意点を理解すれば問題なし。
  • 手続きは「転用承諾番号の取得 → 申込み」の簡単ステップ。

「フレッツ光の転用」は、多くの方にとって通信費を節約し、インターネット環境をより快適にするための非常に有効な手段です。

ぜひこの記事を参考に、ご自身の使い方に合った光コラボ事業者を見つけて、お得で快適なインターネットライフを手に入れてください。

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