パソコンの純正充電器を紛失したり、故障したりした場合、代用充電器を使うことで、パソコンを充電することができます。
20W、30W、45W、65Wなど出力の異なるものが販売されており、パソコンの代用充電器として使うにはどれを選べばよいか迷うケースもあるでしょう。
本記事ではパソコンの代用充電器選びのポイントを説明します。
パソコンの代用充電器選びのポイント
パソコンの代用充電器選びのポイントは次の2点です。
- USB-PD対応
- 充電器の出力が純正充電器以上
USB-PD対応であること
現在一般的になっている充電規格（USB-PD）にパソコンが対応していると、USB-PD充電器を純正の代用として利用することができます。
充電器の出力が純正充電器以上であること
パソコンの純正充電器以上のワット数を持つ充電器を選びましょう。ワット数が足りない場合、パソコンが充電されない、または充電が遅くなる、処理速度が低下するなどの問題が発生する可能性があります。
コンパクトで軽量なのは45W、迷ったら高出力の65W
売れ筋パソコンの充電器のワット数は、45Wから65Wが主流です。65Wあれば、ほとんどのノートパソコンを充電できます。
充電器を選ぶ際には、パソコンのメーカーや型番や純正充電器の出力を確認して、適切なワット数の充電器を選ぶようにしましょう。
パソコンの純正充電器出力
いつくかのモデルの純正充電器の出力を確認したところ30W〜65Wでした。
| メーカー | パソコンモデル（付属充電器出力） |
|---|---|
| Lenovo | ThinkBook 13x Gen 2（45W） ThinkBook 14 Gen 6（65W） |
| 富士通 | FMV LIFEBOOK UH90/H1（65W） |
| Apple | 13インチ MacBook Air（M2）（30W） 15インチ MacBook Air（M2）（35W） 14インチ MacBook Pro（M3）（70W） |
45Wと65Wの充電器のサイズや重さ比較
Anker製の充電器で45Wと65Wの仕様を比較しました。
45Wから65Wになると重さが大幅に増えるため注意が必要です。
| Anker Nano II 45W | Anker Nano II 65W | |
|---|---|---|
| サイズ | 約 35 x 38 x 41 mm | 約 36 × 42 × 44 mm |
| 体積 | 54.5平方センチメートル | 66.5平方センチメートル |
| 重さ | 約68g | 約112g |
| 出力 | 5.0V=3.0A /9.0V=3.0A /15.0V=3.0A /20.0V=2.25A (最大45W) | 5.0V=3.0A / 9.0V=3.0A / 15.0V=3.0A / 20.0V=3.25A (最大 65W) |
パソコンの代用充電器に関するよくある質問
Q：純正充電器と互換充電器の違いは何ですか？
A：純正充電器は、パソコンのメーカーが販売している充電器です。一方、互換充電器は、パソコンメーカー以外が販売している、純正充電器と互換性のある充電器です。一般的に純正充電器よりも安価に購入することができます。
Q：代用充電器のワット数はどのくらいを選べばよいですか？
A：パソコンの純正充電器以上のワット数を持つ充電器を選びましょう。ワット数が足りない場合、パソコンが充電されない、または充電が遅くなるなどの問題が発生する可能性があります。パソコンの純正充電器は、パソコンの取扱説明書やメーカーのホームページなどで確認することができます。
Q：代用充電器のの出力が純正よりも大きい場合は問題ありますか？
A：問題ありません。パソコン本体の仕様に合った出力で充電されます。
Q：代用充電器のコネクタ形状はどのくらいを選べばよいですか？
A：最近はUSB-PD（USB-C）に対応した充電器が売られていますので、パソコン本体が対応していればUSB-Cのものを買えば問題ありません。メーカー独自の端子の場合は、メーカーがオプション品として提供している充電器を代用品として選ぶと間違いありません。
Q：USB-C充電器はどのようなパソコンに使えますか？
A：USB-Cポートを搭載したパソコンであれば、USB-C充電器で充電することができます。USB-C充電器は、汎用性が高いため、複数のパソコンで共通して使うことができます。ただし、パソコンの消費電力に注意が必要です。
