売価(販売価格)と原価から、粗利額・粗利率・原価率を自動計算できる無料ツールです。
目標の割合から売価や原価の上限を逆算し、複数商品の粗利率・原価率をまとめて確認することもできます。
粗利率・原価率計算ツール
計算したい内容を選び、金額や目標率を入力してください。結果は自動で更新されます。
商品の売価と原価から、利益額と2つの割合を求めます。
原価と目標とする粗利率・原価率から、最低限必要な売価を計算します。
売価が決まっているとき、目標粗利率・原価率を守れる原価の上限を求めます。
1商品分のほか、月間の売上高と売上原価を入力して、期間全体の粗利率・原価率も計算できます。通常は売価・原価ともに税抜金額を使います。
複数商品の粗利率・原価率をまとめて計算
商品ごとの売価・原価・販売数量を入力すると、売上・原価・粗利の合計と、全体の粗利率・原価率を計算します。最大30商品に対応し、結果はコピーやCSV保存ができます。
| 商品名 | 売価(円) | 原価(円) | 数量 | 削除 |
|---|
税抜の単価を入力。最大30商品。数量は1〜100万の整数。入力金額・目標率は小数点以下2桁まで。結果の割合は小数点以下2桁に四捨五入。計算処理はブラウザ内で行います。このツールの計算処理から入力内容を送信することはありません。
全体の粗利率は、合計粗利÷合計売上高×100で求めます。例えば、売上10,000円・粗利4,000円の商品群と、売上2,000円・粗利400円の商品群を合わせると、4,400÷12,000×100=約36.67%です。それぞれの粗利率40%と20%を単純平均した30%とは異なります。
粗利率・原価率の計算式
粗利(売上総利益)は、売上高から売上原価を差し引いた金額です。粗利率は売上高に占める粗利の割合、原価率は売上高に占める原価の割合を表します。
| 項目 | 計算式 |
|---|---|
| 粗利額 | 売価 − 原価 |
| 粗利率(%) | (売価 − 原価)÷ 売価 × 100 |
| 原価率(%) | 原価 ÷ 売価 × 100 |
| 原価に対する上乗せ率(%) | (売価 − 原価)÷ 原価 × 100 |
原価600円の商品を1,000円で販売すると、粗利は400円、粗利率は40%、原価率は60%です。原価に対する上乗せ率は約66.67%になります。
同じ売上高と売上原価から求めた**粗利率と原価率の合計は100%**です。原価が売価を上回ると、粗利率はマイナス、原価率は100%超になります。売上高が0円の場合は、分母が0になるため割合を計算できません。
目標粗利率・原価率からの逆算
目標を確保する販売価格
原価と目標の割合から、必要な売価を求められます。
| 目標にする割合 | 売価の計算式 |
|---|---|
| 粗利率 | 原価 ÷(1 − 目標粗利率 ÷ 100) |
| 原価率 | 原価 ÷(目標原価率 ÷ 100) |
原価600円で粗利率40%を確保するなら、600÷(1−0.4)=1,000円です。原価率60%以下を目指す場合も、600÷0.6=1,000円になります。
原価に40%を上乗せした売価と、粗利率40%を確保する売価は異なります。 原価600円に40%を上乗せした840円では、粗利率は240÷840×100=約28.57%です。
ツールの「売価を逆算」では、目標を満たす売価を1円単位で切り上げます。例えば原価601円・目標粗利率40%なら、計算上は約1,001.67円、表示する販売価格は1,002円です。
販売価格に対する原価の上限
売価が決まっているときは、目標を満たす原価の上限を求められます。
| 目標にする割合 | 原価上限の計算式 |
|---|---|
| 粗利率 | 売価 ×(1 − 目標粗利率 ÷ 100) |
| 原価率 | 売価 × 目標原価率 ÷ 100 |
売価1,000円・目標粗利率40%なら、原価の上限は600円です。「原価上限を逆算」では1円単位で切り捨てるため、売価999円・目標粗利率40%の場合は599円と表示します。
計算時の注意点
税込・税抜と税率の確認
商品の採算を税抜で比較するときは、売価・原価ともに税抜金額を入力します。税込売価と税抜原価を混ぜると、粗利率がずれます。換算には消費税計算ツールを利用できます。
売価と原価に同じ税率がかかる場合、消費税の端数処理による差を除き、税込同士でも粗利率・原価率は税抜同士と同じになります。ただし、表示される粗利額は税込金額の差額です。売価と原価の税率が異なる場合は、税込同士でも税抜基準の割合と異なります。
帳簿の数値を確認する場合は、自社が採用している税込経理・税抜経理の金額にそろえてください。
原価に含める費用と在庫
仕入商品の原価には、仕入額のほか仕入運賃など取得に直接かかった費用を含めます。製造した商品では、材料費のほか製造にかかる労務費・経費なども原価に含まれます。販売手数料や広告費など、販売費として扱う費用は分けて確認してください。
このツールは、入力された原価を使って粗利を求めます。粗利から販売費・一般管理費を差し引くと営業利益になるため、粗利額をそのまま事業の最終利益として扱うと、利益を大きく見積もってしまいます。
月間・年間の計算では、売れ残った在庫にも注意してください。商品売買の売上原価は、基本的に期首商品棚卸高+当期商品仕入高−期末商品棚卸高で求めます。
なお、仕入れの「掛け率」は通常、仕入価格÷定価で表します。定価1,000円の商品を600円で仕入れると6掛けです。原価率と一致するのは、その定価で販売し、仕入価格を原価として計算する場合です。
参考:
