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損益分岐点計算ツール|売上高・販売数量・安全余裕率を自動計算

ツール

売上高・変動費・固定費から、赤字と黒字の境目となる損益分岐点売上高を計算できます。

現在の利益や安全余裕率をグラフと数値で確認でき、目標利益に必要な売上高・販売数量の逆算にも対応しています。

損益分岐点計算ツール

「売上高」「変動費」「固定費」に、同じ期間の金額を入力してください。月単位ならすべて1か月分に揃え、税抜・税込も同じ会計処理に合わせます。金額は「万円」「円」を切り替えられます。

損益分岐点売上高を計算

同じ期間の売上高・変動費・固定費を入力すると、赤字と黒字の境目や現在の利益を自動計算します。

例:月次ならすべて1か月分
損益分岐点売上高―

計算を準備しています。表示が変わらない場合はページを再読み込みしてください。

現在の利益(損失)―
限界利益率―
変動費率―
損益分岐点比率―
安全余裕率―
損益分岐点との差額―

グラフの交点が損益分岐点、縦線が現在の売上高です。損益分岐点との差額は、現在の売上にどのくらい余裕があるか、またはいくら不足しているかを示します。

開業前などで売上実績がない場合は、後半の「目標売上高・販売数量の逆算ツール」を使い、目標利益に0を入力してください。固定費と変動費率、または商品単価から計算できます。

計算に必要な3つの数字

項目意味具体例
売上高商品・サービスを販売して得た金額月100万円
変動費販売量や売上に応じて増減する費用売れた商品の仕入原価・材料費・販売手数料など、月40万円
固定費売上の増減にかかわらず一定の範囲で発生する費用家賃・固定給など、月30万円

人件費や送料は業態・契約条件によって分類が変わります。たとえば販売ごとに発生する配送費は変動費、毎月一定額を支払う家賃は固定費として考えます。電気代のように基本料金と使用量に応じた料金がある費用は、それぞれに分けると計算の精度が上がります。

商品の仕入れがある場合は、その期間に売れた分の原価を使います。在庫として残っている商品の仕入代金まで全額入れると、売上と費用の対応がずれます。

損益分岐点の計算式と計算例

損益分岐点は、売上高と「固定費+変動費」が等しくなり、利益が0円になるところです。変動費率と固定費が一定と仮定して、次の式で求めます。

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率

  • 変動費率 = 変動費 ÷ 売上高
  • 限界利益 = 売上高 − 変動費
  • 限界利益率 = 1 − 変動費率
  • 現在の利益 = 売上高 − 変動費 − 固定費

売上高100万円、変動費40万円、固定費30万円なら、限界利益は60万円、限界利益率は60%です。計算式には60%を0.6として入れます。

損益分岐点売上高は「30万円 ÷ 0.6 = 50万円」。現在の利益は「100万円 − 40万円 − 30万円 = 30万円」です。

限界利益は、固定費の支払いと利益に回せる金額です。粗利は売上高から売上原価を引いた金額なので、販売手数料などの変動費が別に発生する場合、粗利と限界利益は一致しません。

損益分岐点比率と安全余裕率

損益分岐点売上高を現在の売上高と比べると、黒字・赤字の状態や売上減少に対する余裕を確認できます。

指標計算式上記の例
損益分岐点比率損益分岐点売上高 ÷ 現在の売上高 × 10050%
安全余裕率(現在の売上高 − 損益分岐点売上高)÷ 現在の売上高 × 10050%

この例では、売上が現在より50%減ると損益分岐点に達します。そのとき変動費も40万円から20万円に減り、「売上50万円 − 変動費20万円 − 固定費30万円 = 利益0円」となります。

限界利益率がプラスの場合、損益分岐点比率が100%未満なら黒字、100%なら収支均衡、100%を超えると赤字です。赤字の場合、安全余裕率はマイナスになります。売上高が0円のときは、これらの比率を計算できません。

変動費が売上高以上で固定費がある場合は、売上を増やしても固定費を回収できません。販売価格や変動費の条件を確認してください。

目標売上高・販売数量の逆算ツール

毎月いくら売れば希望する利益を確保できるかを計算します。「必要な売上高」は固定費・変動費率・目標利益を、「必要な販売数量」は商品1個の価格・変動費・固定費・目標利益を入力してください。

目標利益から必要売上を逆算

目標利益を得るための売上高、または販売数量を計算します。目標利益を0にすると、赤字にならない売上高・販売数量を求められます。

目標利益の達成に必要な売上高―

表示単位で切り上げた目安です。

損益分岐点売上高(利益0円)―
目標達成時の変動費(概算)―

計算は固定費と変動費率(または単価)が一定の範囲を想定しています。実際の価格改定、数量割引、設備増強などは反映されません。

必要売上高 =(固定費 + 目標利益)÷ 限界利益率

固定費30万円、変動費率40%、目標利益20万円の場合、必要売上高は「(30万円 + 20万円)÷ 0.6 = 83.333…万円」です。ツールでは目標利益に届くように切り上げ、万円表示なら83.34万円、円表示なら833,334円と表示します。

必要販売数量 =(固定費 + 目標利益)÷(販売単価 − 1個あたり変動費)

販売単価1,000円、1個あたり変動費400円、固定費30万円、目標利益10万円なら、「(300,000円 + 100,000円)÷(1,000円 − 400円)= 666.666…個」。端数を切り上げ、667個の販売が必要です。このとき売上は667,000円、利益は100,200円になります。

目標利益を0にすれば、この条件で赤字にならない最小販売数量は500個です。数量を切り上げた場合は、利益がちょうど0円にならず、少額の黒字になることもあります。

損益分岐点を経営に役立てる方法

損益分岐点を下げるには、固定費を抑えるか、売上に対する変動費の割合を下げます。固定費30万円・変動費率40%の条件を基準に、それぞれを変更すると次のようになります。

条件固定費変動費率損益分岐点売上高
現在30万円40%50万円
固定費を月6万円削減24万円40%40万円
変動費率を5ポイント改善30万円35%約46.15万円

販売単価の引き上げや仕入条件の見直しも検討できます。値上げによって販売数量が減ったり、仕入量によって単価が変わったりする場合は、その条件を反映して再計算してください。複数の商品を扱う事業では、売れる商品の構成が変わると、事業全体の変動費率も変わります。

ツールの利益は、入力した変動費と固定費を売上から差し引いた金額です。借入金の元本返済は費用に含まれず、減価償却費は支出の時期と費用の計上時期がずれるため、利益と手元に残る現金には差が生じます。資金繰りは、入出金の金額と時期も合わせて確認してください。

参考資料

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